日本自動車連盟(JAF)は、女性のモータースポーツへの参加促進を目的とした『ウィメン・イン・モータースポーツ ワーキンググループ』を新たに発足させ、8月21日に第1回会議を開催した。
このワーキンググループは、国際自動車連盟(FIA)が2009年から設置しているウーマン・イン・モータースポーツ委員会の活動を、FIA加盟国として日本国内でも展開するために発足。FIAの同委員会メンバーとしても活動している井原慶子をはじめとして、モータースポーツに関連する各分野で活躍する女性がこのワーキンググループに参加している。
21日に開催された第1回会議では、今後の計画活動についての意見交換が行われたほか、年内に予定されているレースや、その他モータースポーツ関連イベントにおけるプロモーションに関しての検討がなされた。
また、このワーキンググループのアンバサダーとして、井原、全日本ラリーでコ・ドライバーとして活躍する足立さやか、そして富士スピードウェイのレース事業部に所属する関敦子さんが選出された。井原は、ワーキンググループの発足にあたり「日本でも、モータースポーツをはじめ自動車産業全体で女性が尊重され、シナジーを生み出せる環境作りに貢献できればと思います」とコメントしている。
ウィメン・イン・モータースポーツ ワーキンググループでは、今後もあらゆるジャンルでモータースポーツに携わる女性の活動を促進していくことを目指して活動していくということだ。