昨年までマクラーレンのチームプリンシパルを務めたマーティン・ウィットマーシュが正式にチームを離脱した。
マクラーレンは2013年F1で表彰台に一度も上がれず、ランキング5位に沈んだ。チーム立て直しを強く望むロン・デニスが今年初めにマクラーレン・グループCEOのポジションに復帰し、F1チームを権限下に置くことになった。それ以来、ウィットマーシュの姿はチームから消えたものの、正式な離脱の発表は行われていなかった。
デニスは今のF1では従来のチームプリンシパルという役割を置くのはふさわしくないと述べ、レーシングディレクターにエリック・ブーリエ、グループF1 CEOにジョナサン・ニールを任命、新体制を築いていた。
一方でウィットマーシュはマクラーレンとの契約下にあったものの、この数カ月、デニスと交渉を行ってきた結果、チームを離れる旨の合意がなされた。
チームは詳細は語っていないが、ウィットマーシュがすでにチームの一員でないことを認めた。
「マクラーレンとマーティン・ウィットマーシュは袂を分かつことで友好的に合意しました」とチームのスポークスパーソンがコメントしている。