東京独女スタイルが「『不倫の始まり』きっかけランキング」を発表している。栄えある第1位は「上司と二人きりで2次会に行ったら」に輝いた。2位以下の「友達の紹介で」「同窓会の夜」「ナンパされた」を上回っている。
編集部による「調査」のようだが、回答者数など詳細については書かれていない。信頼性はともかく、東京で働く独身女性が考える不倫が生まれる場面のナンバーワンは「職場」ということのようだ。
外資系企業「自分は何も悪いことしていないと公言」
記事によれば、男女が家族よりも長い時間を同じ集団で過ごすのですから「なにかが起きない方が不思議です」とのこと。会社の歓迎会で上司に2次会に連れていかれた後に、「暗い店内でキスされました」「私もまんざらでなかったので(…)いまでは仲良く不倫しています」というエピソードまで紹介されている。
果たして職場は、そんなに不倫が生まれやすい場所なのか。キャリコネの口コミを検索してみると、「不倫」に関する書き込みは341件にのぼり、有名企業の名前も少なくない。
ある大手メーカー系グループの音楽系事業会社で働く20代後半の女性は、
「社内不倫を持ちかける男性既婚者が多いです」
と明かす。不倫のトラブルか、結婚していても在籍中に離婚するケースが少なくないとか。給料がよくクリエイティブな仕事をしている人は女好きが多い、と言われると、何となくうなずけるものがある。
30代女性が勤める外資系生保は「不倫も全然おおらかな感じ」で、不倫をしている人が「自分は何も悪いことしていない」と公言して開き直っているという。この女性は年収1000万円。外資は「自由な恋愛環境」が整っているらしい。
外資系IT企業の30代前半女性は、契約社員として勤務しているが、普通の社内恋愛より不倫の噂が多く、「私も実際既婚者の方に本気で告白されたことが何度かありました」という。「何度か」とは、何人もという意味だとしたら凄い。
コールセンター「イケメンに女が集中することもしばしば」
中部地方の大手メーカーで働く20代後半の女性によると、社内不倫は基本的に、
「管理職が他部署の部下に声をかけている場合が多い」
そうだ。自分の部下であれば、仕事や評価でひいきなどの問題が起こりやすいが、他部署であれば比較的バレにくいのかも。
金融機関やコールセンターからも、不倫の内部告発は多い。「才色兼備の若い女性」が「金銭的に余裕のある中年男性上司」の下で働く職場では、男性がつい手を出してしまうようだ。
逆に女性が男性を取り合いすることもあるようで、コールセンターで働く20代後半の女性によると「イケメンに女が集中することもしばしば」。嫉妬や不倫で「ギスギスした雰囲気」になることもあるが、「基本的にはお互いに成長していく上で認め合っています」という。なるほど、恋愛も不倫も「成長のステップ」とは新鮮な見方だ。
全国展開している企業の場合、赴任してきた給与の高い男性社員と、地元採用の女性が不倫をし、略奪婚をしてしまうパターンもある。
成人女性は何事も自分の責任で行動すべきだが、周囲の環境に流されてしまうことも。ある投資信託管理会社では、30代前半の女性が「社内不倫が多かった」と振り返り、健全に社内恋愛から結婚をねらっている人には「この会社はお勧めしません」とまで言い切っている。
◆キャリコネの口コミで「不倫」を検索してみる
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