全日本F3第11戦は24日、ツインリンクもてぎで20周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした高星明誠(B-MAX NDDP F312)が逃げ切り優勝。今季3勝目を飾った。
迎えたスタートでは、1コーナーで松下信治(HFDP RACING F312)がインをうかがうも、ポールシッターの高星明誠(B-MAX NDDP F312)がトップを死守。高星、松下、勝田というオープニングラップの順位となる。
1周目を終えると、順位は膠着化。上位は1秒差ほどの間隔でバトルが展開されていき、特に勝田の後方から佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)が迫り、緊迫感あふれる展開となっていく。しかし、抜きどころが少ないもてぎではなかなか順位が入れ替わるまでは至らず。高星が20周のレースをきっちりまとめ、今季3勝目を飾った。2位は松下、3位は勝田という結果となっている。
4位には佐々木が入り、清原章太(TODA FIGHTEX)が5位、ランキング首位だった山下健太(PETRONAS TOM'S F314)は6位に。イギリスF3に参戦、今回全日本にも初登場となったサム・マックラウド(TDC with SJM F314)は7位でチェッカーを受けている。
タイトル争いは、2位に入った松下がランキング首位に浮上。3ポイント内に高星、山下がひしめく大混戦となっている。残るは第6ラウンドSUGO、そして第7ラウンド富士となっているが、最終ラウンドまでこの争いは展開されていくかもしれない。
F3-Nでは、オープニングラップでクラスPPの久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)をかわし、小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が首位に浮上。久保、山口大陸(TAIROKU EXCEED)と続いていく。
中盤から激化しはじめたのは、2番手久保と3番手山口のバトル。前に出たい山口に対し、久保が懸命に応戦。その間に小泉がリードを広げ優勝。土曜の第10戦に続き連勝を飾った。久保は最後まで山口のプレッシャーを凌ぎ2位を確保している。