2014年F1第12戦ベルギーGPは23日(現地時間)、スパ・フランコルシャンで公式予選が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今シーズン7回目、通算11回目となるポールポジションを獲得した。ケータハムのアンドレ・ロッテラーは21番手につけた。
直前に降った雨の影響でウエットコンディションとなったベルギーGPの予選。ファーストラウンドのQ1でフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがノックアウトされる波乱もあったが、その他の上位勢は難しいコンディションにもかかわらず順当にQ2も突破。その結果、最終ラウンドのQ3にはメルセデス、レッドブル、フェラーリ、ウイリアムズ、マクラーレンの10台が揃って進出することとなった。
ポールシッターを決するQ3ではこれまで同様メルセデスの2台の争いとなったが、1回目のアタックでトップにつけたロズベルグが最後のアタックでもベストタイムを更新する完璧な走りを見せる一方、5月のスペインGP以来となるポール獲得を目指したハミルトンは1回目を2番手で終えると2度目の最終アタックでも1コーナーでわずかにミスを侵し、チームメイトのタイムを上回ることができなかった。
この結果、ロズベルグがスパ・フランコルシャン初のポールを獲得し、イギリスGPからの連続ポール記録を4に更新。ハミルトンから約2秒差の3番手には、フェラーリのフェルナンド・アロンソを僅差で上回ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルがつけた。
高速コースのスパでメルセデスに次ぐポジションが予想されていたウイリアムズはウエット路面で速さを発揮できず、バルテッリ・ボッタスが6番手、フェリペ・マッサも9番手とやや期待外れの結果に。
なお、F1初の予選に臨んだケータハムのロッテラーはQ1で2分13秒469をマークし、チームメイトのタイムを約1秒ほど上回っている。