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スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ:山本、中山の2車の予選タイムが車両規則違反により抹消に

2014年08月23日 19:00  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ第4戦もてぎでポテンシャルを上げていた山本のマシンだったが、予選後タイム抹消となった。
全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦もてぎは公式予選終了から4時間ほどが経過し、ようやく暫定結果表が出されることになった。当初の計時データから変更され、8番手タイムだった山本尚貴、19番手タイムだった中山友貴というTEAM無限の2台の予選タイムが抹消された。

 今回のもてぎでは、後半戦用のエンジンが投入され、ホンダエンジン勢はポテンシャルアップ。昨年チャンピオンの山本もQ2でトップタイムをマークするなど躍進したが、Q3ではキャンバーシムが抜けるトラブルが発生し満足にアタックできず。8番手となっていた。

 予選終了後、N-ONE OWNER'S CUPや全日本F3、二輪アジアカップ等が開催されたが、その後ずっと正式結果表はおろか、暫定結果表も発行されなかった。すっかり夕暮れとなった18時10分、ようやく暫定結果表が出されたが、そこにはTEAM無限の2台のタイムが抹消される結果が記された。

 2台に対するペナルティは、『2014年JAF国内競技車両規則第13章 第4条4.3.1)および4.4.1)違反により、予選タイム抹消とする』というもの。この第4条4.3.1)および4.4.1)は以下の項目となる。

第4条4.3.1)
インタークーラー
吸入空気冷却のためのインタークーラーは1個で、インタークーラー以外のエンジンに供給される空気の温度を下げる目的または効果を持ついかなる装置、システム、手続き、構造もしくは設計はすべて禁止される。

第4条4.4)冷却
4.4.1)
ウォーターラジエターのコアは1個で、ウォーターラジエター、オイルクーラーおよびエンジン各部の冷却は、空気のみが認められ、空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される。

 パドック内で流れている情報を総合すると、今回の予選中に、TEAM無限のマシンのサイドポンツーン内部から、ドライアイスのようなものが出ているシーンが映像に映っており、上記のペナルティが課された様子。

 まだ正式結果となるまで断定はできないが、明日の決勝レースでは、TEAM無限の2台は最後尾からスタートを切ることになる。