スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎの土曜フリー走行でトップタイムをマークした国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING) 全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦は23日、ツインリンクもてぎで土曜フリー走行が行われ、国本雄資がトップタイムをマーク。石浦宏明が2番手に続き、P.MU/CERUMO・INGING勢がワン・ツーとなった。
前日酷暑の下で行われた専有走行を経て、迎えたスーパーフォーミュラ第4戦もてぎの予選日。この日は朝から曇天模様で、かなり涼しいコンディションで午前8時30分からのフリー走行を迎えた。
今回のスーパーフォーミュラ第4戦では、各車大型のブレーキダクトを装着しているほか、ブレーキ負荷軽減のため燃料リストリクター流量が通常の100kg/hから90kg/hに変更。また、各車後半戦用のエンジンを搭載しており、トヨタ、ホンダのエンジンウォーズの行方にも注目が集まるところだ。
多くのマシンがコースオープンと同時に周回を重ねていき、今回ル・マン24時間の負傷後復帰戦となるロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)、前日トップタイムをマークした石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、そして中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)はやや遅れてコースイン。前日1分33秒台がベストとなったが、走り出しから上位は続々と33秒台をマークしていく。
時折コースアウト等はあったものの、このセッションは大きなアクシデントはなく、赤旗が出ないまま推移。各チームセットアップを詰めながら終盤ピットに戻り、アタックシミュレーションを展開していく。
チェッカーに向け続々とタイムが上がってくる中、1分32秒782でトップタイムを奪ったのは国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)! 石浦が続き、P.MU/CERUMO・INGINGがワン・ツー。前日に続き好調ぶりをみせた。3番手にはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)が続いた。
4番手~5番手を占めたのは、野尻智紀、武藤英紀のDOCOMO DANDELION勢。こちらも前日から好調で、ポールポジションも狙える存在に。今回、これまでホンダ勢はトヨタ勢と互角の戦いをみせており、後半戦用エンジンに期待が高まる内容となった。
また、このフリー走行ではトップから14番手の中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)までが1秒差以内と、非常に僅差。13時15分から行われる予選も激しい戦いが行われそうだ。