2014年F1第12戦ベルギーGPのフリー走行2回目は、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
午後2時から行われたフリー走行2回目は気温17度、路面温度が32度でスタートしたものの、セッションが進むにつれて上空は灰色の雲に覆われ、終盤は路面温度が30度を切るコンディションとなった。
セッション序盤は開始直後にロータスのパストール・マルドナドがクラッシュし、続いて30分過ぎにもザウバーのエステバン・グティエレスがスピンを喫しコース脇で動けなくなったために2度の中断を挟む展開となった。
そのなか各車はミディアムタイヤで10周前後を走ると、セッションの折り返しを境にソフトタイヤへスイッチ。ハミルトン、ニコ・ロズベルグ、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサ、ジェンソン・バトンというオーダーに変わると、その後は各車ともロングランに移行していった。
ロングランでは本命のメルセデス2台が1分54秒から55秒台を安定して記録。またウイリアムズのフェリペ・マッサも同じソフトタイヤでたびたび54秒台をマークするなど、好調な走りを見せている。
一方、レッドブルのセバスチャン・ベッテルはマシン修復のために一度もコクピットに収まることなく初日を終了。フェラーリのもう一台を駆るキミ・ライコネンはミスファイアの問題もあり15番手と奮わなかった。
ケータハムのアンドレ・ロッテラーはトータル24周を走り1分54秒093というタイムをマーク。30周を重ねたチームメイトのマーカス・エリクソンにはわずかに及ばなかったがF1デビュー初日をほぼノーミスで走りきっている。