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スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ金曜走行は石浦が首位。ホンダ勢が2~4番手に続く

2014年08月22日 19:10  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ第4戦もてぎの金曜走行でトップタイムをマークした石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦に先立つ22日、ツインリンクもてぎで専有走行が行われた。1時間+30分の走行は途中赤旗等も出る中、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が両セッションともトップタイムをマーク。2~4番手にはホンダエンジン勢が続いている。

 今季、開幕前に行われる予定だった富士スピードウェイでの公式テストが大雪のため中止になったため、その走行時間を補う形で各開催サーキットの金曜日に開催されているスーパーフォーミュラの金曜専有走行。今回は15時から1時間、17時10分から30分の走行が行われた。

 直前の全日本F3の走行で赤旗が出たこともあり、16時15分からスタートした1回目の走行。コースオープンとともにホンダエンジン搭載車が積極的にコースイン。トヨタエンジン車がつづいてコースに入っていき、ピットイン~アウトを繰り返しながら走行を重ねていった。

 今回、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がF1ベルギーGPに参戦することになったため急遽トムス36号車にはアンドレア・カルダレッリが乗り込むことになったが、前戦富士でもKYGNUS SUNOCOの8号車をドライブしていることもあり、開始から15分ほど経ってからコースイン。違和感なく走行を重ねている。

 そんな中、開始35分ほどで嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)がストップ。この回収作業のため、赤旗が提示された。それまで上位陣は1分34秒台のタイムで周回していたが、まず1分34秒台に入れていったのは石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)。国本雄資も続き、P.MU/cerumo・INGING勢が終盤に向けてワン・ツーを占め、そのままチェッカーとなった。

 間にN-ONE OWNER'S CUPを挟んでスタートした30分間の走行。コースオープンとともに多くのマシンがコースインしていき、やや気温も下がりコースコンディションも好転したこともあってか、上位陣は早々に1分34秒台へ。ここでも石浦、国本というP.MU/cerumo・INGING勢が上位を占めていった。

 セッションは途中国本がV字でコースアウト。この車両回収のため赤旗が提示される。再開後、再び多くのマシンが周回を重ねチェッカー周に向け一気にタイムが上がってくる。そんな中、山本尚貴(TEAM無限)、武藤英紀(DOCOMO DANDELION)というホンダエンジン搭載車が一気にトップ2に入ってくる。今回から各車後半戦用エンジンを搭載しており、ホンダ勢が着々とポテンシャルを上げていることを感じさせた。

 しかし、チェッカー周でさらにタイムを上げてきたのは、この日好調の石浦。1分33秒373までタイムを縮め、金曜トップに。2番手に武藤、3番手に山本、4番手に野尻智紀(DOCOMO DANDELION)と続き、ホンダ勢が2番手~4番手を占めた。5番手には復帰戦となるロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)が入っている。