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ベルギー欠場のチルトン「資金のため自発的にシートを手放した」

2014年08月22日 11:00  AUTOSPORT web

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2014年ベルギーGP マックス・チルトン(マルシャ)
ベルギーGPでアレクサンダー・ロッシにシートを譲ることになったマックス・チルトンが、マルシャが資金を獲得できるよう「自発的に」シートを手放したと語った。

 マルシャはベルギーGP直前の木曜午後に、同グランプリではチルトンの代わりにリザーブドライバーのロッシを起用すると発表した。

 チームは「契約上の問題を解決する間」の措置であると説明、チームプリンシパルのジョン・ブースは「今シーズン中にアレクサンダーにレース出場の機会を与える予定はなかった」「本来のレースドライバーラインナップにできるだけ早く戻したい」と述べている。

 マルシャに続いてチルトンのPR会社が声明を発表、ロッシにシートを与えることでチームに資金が入ってくるため、チルトンは自発的にシートを手放したと説明した。

「マックス・チルトンは、チームが彼のシートを売って必要な資金を獲得できるよう、ベルギー スパのレースウイークエンドのレースシートを自発的に手放した」と声明に記されている。
「マックスはレースに同行し、可能な限りチームのサポートを行うつもりだ」

「マルシャは現在新たな投資家たちと交渉しており、次戦モンツァの前にこの状況は解決するものと考えられる」

 チームは「契約上の問題」について具体的に説明していないが、チルトンの支援者から予定された支払いがなかったのではないかと推測されている。