2014年08月21日 19:01 弁護士ドットコム
アントニオ猪木参院議員(日本維新の会)は8月21日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開き、8月30、31日に北朝鮮で開催するプロレス大会「インターナショナル・プロレスリング・フェスティバル in 平壌」に向けた意気込みを語った。
【関連記事:和歌山県太地町「イルカの追い込み漁」は「残酷な方法」 日本の動物保護団体が批判】
猪木氏はスポーツを通じた交流による「世界平和」を掲げ、世界各国に「スポーツ外交」を展開している。師とあおぐ故・力道山の故郷である北朝鮮では、1995年にもプロレス大会を開催し、約38万人を集めた。今回が2回目の開催となる。猪木氏は北朝鮮の張雄・国際武道協議委員会委員長とともに、共同実行委員長をつとめる。
猪木氏は今回のプロレス大会について、「(日朝)政府間の話し合いのための環境づくりだ」と強調する。日朝交流の課題として「北朝鮮がどういうメッセージを送りたいのか、日本では報道されない」と指摘。「国民のみなさんに届けて、もっと早く交流を深めることで、偏見や思い込みがなくなる」と力説した。
懸案となっている拉致問題については、「拉致問題が解決したら、政府は北朝鮮と話し合うとしているが、話し合いをしないで、どうやって解決するのか。後先が違っている」と持論を展開した。
今回のプロレス大会は、北朝鮮の首都・平壌のユギョン・チョンジョヨン体育館で開催。約20名ほどの選手が参加する予定で、ボブ・サップやジェロム・レ・バンナなども名を連ねている。2日目である31日の模様は、ニコニコ動画で生中継される。
動画はこちら。
https://youtube.owacon.moe/watch?v=cy1bY74PbLU
(弁護士ドットコムニュース)