朝、出勤前にコーヒーショップの列に並び、不機嫌そうな顔をして自分の順番が来るのを待つ。自分のオーダーを遅らせるどんな小さな出来事にもイライラ…。
現代では、こんな光景は世界のいたるところで見られるのかもしれない。日本やアメリカだけでなく、例えば、アルメニアといった国でも。
東西をトルコとアゼルバイジャンに挟まれた、西アジアの国・アルメニア。
その首都エレバンに店を構える、Gawattというコーヒーショップでは、朝のピリピリした雰囲気を和らげてくれるような工夫を施した持ち帰り用カップを使っているという。
それぞれのカップはコーヒースリーブの下にいくつかの顔が描かれており、カップを回すことでキャラクターの表情を変えることができる。
手がけたのは、世界的に有名な「ペントアワード」をはじめ、多くの受賞歴を持つデザインスタジオ“Backbone branding”だ。
このカップを使えば、自分の気分のアバターとして使うことができ、また、自分がどんな表情をしているかを顧みるきっかけになるかもしれない。
忙しく苛立たしい朝の時間も、気の持ちようで楽しくできる。そんなことを思い起こされてくれる、ステキなアイデアではないだろうか。
GAWATT emotions
http://www.backbonecreative.com/#/gawatt-emotions/
・コーヒー(まとめ)