FIA技術代表チャーリー・ホワイティングは、今年10月にロシアGPを開催するソチ・オートドロームの視察を行い、ライセンスを発給できる状態であると認めた。
今週火曜、FIAの代表団がソチに位置する新サーキットを訪れ、視察を行った。ロシアGPは今季新たにカレンダーに加わり、今年10月10日から12日に開催される予定となっている。
視察の結果、ホワイティングはサーキットの状態に満足したと語った。
「サーキットは極めていい状態だ。ライセンスが発給されるだろう」というホワイティングのコメントをソチの主催者が発表した。
「すべて予定どおりに進められてきた。縁石もガードレールもウォールもすべてが非常にいい状態だ」
「すべてが最高水準に達しており、非常に満足している。このサーキットは60日前の段階で準備が整っていると断言できる。これは非常に珍しいケースだ」
「グランプリのために訪れた時には、サーキットの準備は100パーセント整っているとの確信を得た」
ホワイティングはグランプリ前に再度訪れる必要はないとも述べている。
ロシアGPのプロモーターであるセリゲイ・ボロブイェフ氏は「ソチ・オートドロームに対してライセンスが発給された。あらゆる面でイベントの準備を整えるため懸命に作業にあたる」と発言している。
ウクライナ危機などの問題によりロシアGPの開催を危ぶむ声も挙がっているものの、F1チーム側はボイコットの意思は示していない。