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可夢偉シート喪失、ケータハムが日本で活躍のロッテラー起用を発表

2014年08月20日 20:30  AUTOSPORT web

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ケータハムF1チームは20日、今週末のベルギーGPで日本人ドライバーの小林可夢偉に代えてアンドレ・ロッテラーをレースドライバーに起用することを明らかにした。

 今シーズン、アウディのワークスドライバーとしてWEC(世界耐久選手権)に参戦するとともに日本のスーパーフォーミュラにもシリーズ参戦しているロッテラーは、今週末(8月22日~24日)にスパ・フランコルシャンで開かれるF1ベルギーGPでレギュラードライバーの小林可夢偉に代わってケータハムCT05をドライブすることになった。

 この日発表されたケータハムの声明には、ベルギーGPの週末でロッテラーがマーカス・エリクソンとともにケータハムCT05のステアリングを握ることが記されている。ただ、ロッテラーが次のイタリアGP以降もチームに留まるのかは定かではなく、現時点ではベルギーだけのスポット参戦になる見込みだ。
 一方、今回ロッテラーにシートを奪われることになった小林可夢偉については「今もチームの一員である」と述べられており、今後の復帰に含みを持たせている。

 なお、ベルギーGPと同じ週末には、日本のスーパーフォーミュラもツインリンクもてぎで第4戦が開催されるが、現在、中嶋一貴に3.5ポイント差でランキング2位につけるPETRONAS TEAM TOM’Sのロッテラーはこのレースを欠場することに。すでにツインリンクもてぎから発表されている最新のエントリーリストには、ロッテラーの36号車にアンドレア・カルダレッリの名前が記されている。

 ロッテラーは、2000年から2002年にかけてレッドブルの前身であるジャガー・レーシングのテストドライバーおよびリザーブドライバーを務めた経験を持っている。