19日、フォーミュラEの開幕前最後となる合同テストがイギリスのドニントンパークで行われ、e.ダムスのセバスチャン・ブエミがトップタイムをマークした。
来月始めに中国・北京で幕を開けるフォーミュラE。すでにレースウイークのシミュレーションも行われるなど、着々と開幕に向けた準備が進むなか、各チームおよびドライバーによる最後のパフォーマンステストが行われた。
この日トップタイムをマークしたのは、e.ダムス・ルノーを駆るセバスチャン・ブエミだった。彼はレースシミュレーションに取り組むなか、午後のセッションで唯一の1分31秒台となる1分31秒792を記録。トータル5日間のテストで4度目のトップタイムをマークした。
2番手は、同じe.ダムス・ルノーのニコラス・プロストでトップのブエミとはコンマ3秒差。3番手にアンドレッティ・オートスポートのフランク・モンタニーが僅差で続き、4番手以下にブルーノ・セナ(マヒンドラ)、サム・バード(バージン)、ルーカス・ディ・グラッシ(アプト・アウディ)がつけた。
唯一のF1ウイナー、ヤルノ・トゥルーリ(トゥルーリ)はトップから1.1秒差の15番手。チームメイトの女性ドライバー、ミケーラ・セルッティはトゥルーリから2.5秒差の19番手だった。
チャイナ・レーシングは元ルノーF1のネルソン・ピケJrを起用。また、元ケータハムのシャルル・ピックがアンドレッティのもう一台をドライブした。
日本の鈴木亜久里がエグゼクティブ・チェアマンを務めるアムリン・アグリは、この日欠席したアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの代役として日本人ドライバーの佐藤琢磨を起用。フォーミュラEの開発ドライバーでもある琢磨は、トータル48周を重ね1分35秒425を記録。総合18番手につけている。