月のリズムを取り入れてナチュラル美人に！

木々がたくさん生い茂る場所を歩くだけで、心が落ち着くことってない？　実は、樹木が発している化学物質「フィトンチッド」に、リラックス効果と細胞の活性化を促す働きがあるのだそう。 「樹木にこうした作用があるように、月のリズムにも人の心と体を安定させる効果が期待できます。月の満ち欠けは普遍的な自然のリズム。生活環境や人間関係が変化しても、空の向こうにいつも同じように存在しています。怒っていたり、落ち込んでいたりするときに月を見ると、ラクになることありますよね？ 宇宙という大きな自然に意識を向けると、自分のマイナス感情がとても小さいことに気付くのです」 星とお茶のコンシェルジュの景山えりかさんは、そう教えてくれた。 「自然を意識してムリをせずに生きている人は、誰に対しても自然体で、とても魅力的に見えるもの。そんなナチュラルな魅力を月が導き出してくれます」(同) 月のリズムを生活に取り入れるだけで、心が整ってナチュラル美人に近づけるのだとか。次のアドバイスを参考に実践してみて。 新月…物事の始まり。新しいチャンスが訪れる ＜アドバイス＞ 新しいことを始めるのに最適な新月の時期は、夜空を見上げて流れ星を探してみては。昔から、流れ星が消える前に願いごとを唱えると叶うと言われる。夢や願いを胸に夜空を見上げるだけでも効果があるかも。 満ちていく月…物事の成長を促す。エネルギーを吸収して蓄える ＜アドバイス＞ 心を浄化してパワーをチャージしたいこの時期は、おもいっきり泣くことがおすすめ。泣ける映画や感動する小説などを読んで涙を流そう。涙は自律神経のバランスを整え、精神的にも健やかにしてくれる。 満月…物事の実現。それにともなう喜びや興奮がある ＜アドバイス＞ 白い花には月のパワーが宿ると言われている。満月の夜にはぜひ、白い花をリビングに飾り、がんばっている自分へのご褒美に。 欠けていく月…新しいことへの準備期間 ＜アドバイス＞ 月が欠けていく時期に開催してほしいのが、気の合う仲間との女子会。ひとりで悩んでいたことを誰かに打ち明けると意外とラクになるもの。相手に会うのがむずかしそうなら、月を眺めながらの電話でもOK！ 月のリズムに身をゆだねて、肩ひじ張らないナチュラル美人を目指そう！ 景山えりか星とお茶のコンシェルジュ・文筆家。星や宇宙の魅力と楽しみ方を伝えるアストロ・コミュニケーターとして、寄稿や講演、メディア出演など多方面で活躍。旧暦や月の文化にも造詣が深く、JAXA主催のシンポジウムで旧暦と日本人の暮らしをテーマに特別講演をした経験も。星や月と親しむ生活を自ら実践する中で、自然のリズムに合わせてお茶を楽しむことで、養生やストレスマネジメントにつなげて自然体の美しさをはぐくむ、「星のティーセラピー（R）」を考案。執筆活動やワークショップを通じて、星空とお茶を楽しむ暮らしを提案している。著書『自然とつながる暮らしかた　空の向こうは私のうちがわ』（講談社）。【オズモール】