DTMドイツツーリングカー選手権第7戦は16日、ニュルブルクリンクで決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)が今季4勝目を飾った。
今季すでに3勝を飾り、一躍BMWのエースのみならずDTMの中心ドライバーとなったウィットマンが、第7戦ニュルブルクリンクでも圧倒的な強さをみせつけた。前日の予選でポールを獲得したウィットマンは、スタートで後方のマイク・ロッケンフェラー、エドアルド・モルタラというアウディRS5 DTM勢を抑えると、ピットストップも完璧に決め、ロッケンフェラーを抑えポール・トゥ・ウイン。4勝目を飾った。
このレースでは、ランキング2位につけるマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)が3周でリタイア。ウィットマンが120点を重ねたのに対し、エクストロームは56ポイント。次戦にもチャンピオンが決まる可能性が出てきた。
「僕たちにとって大きな成功となった。ゆっくりだけど、少しずつタイトルについて話し始めることができはじめた。レース終盤、ロッケンフェラーが接近したけど、彼は僕よりもいいタイヤの状態だったと思う。僕は今後もトップを守っていかないとね」とウィットマン。
2位はロッケンフェラー、3位はモルタラという結果となり、DTMメルセデスAMG Cクーペ勢の最上位はポール・ディ・レスタの4位という結果となった。DTMは今季残り3戦となり、ラウジッツリンク、中国戦の代替となるザントフールト、最終戦ホッケンハイムとなっている。