街のいたる所にあるバス停にほんのちょっとだけ工夫を加えて、日常にアクセントを加える試みが、このところよく見られる。
このほど、アメリカのメリーランド州・ボルチモアにも、そうした流れの中に位置づけられるような、インパクトのあるバス停が登場した。
それが、こちらの“BUS”。
手がけたのは1998年からマドリードの公共スペースのデザインも担当する、スペインのアーティスト集団“mmmm…”だ。
今回の作品は、バスを待っている時間に人とふれあい、楽しむことができる街中のレジャースポットとして制作されたもの。
鉄と木で作られた約4.2mにもおよぶ3つのアルファベットには、4人ほどが入れる。
“B”の中に立てば、日差しが強いときや悪天候時のシェルター代わりに、のんびりしたいときは“S”の中で寝そべって楽な姿勢をとってみたり、さまざまな使い途がありそう。
退屈な待ち時間を楽しいひとときに変えてくれるユニークなこの試み。ぜひ日本にもこんなバス停を作ってほしいものだ。
BUS STOP
http://www.mmmm.tv/enindex.html