フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロが13日、F1チームのふたりのドライバー、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンに関するうわさについて発言した。
フェラーリ創設者エンツォ・フェラーリの命日を前に、ディ・モンテゼモロはコメントを発表した。
1988年8月14日に亡くなったエンツォはフェラーリが成長し72カ国で販売活動を行っていることを喜び、F1の世界においてスクーデリアが変革を進めていることを正しいと認めてくれるだろうと、ディ・モンテゼモロは語っている。
「我々は体制面でもアプローチやカルチャーにおいても、徹底的な変更を行っているところだ」とディ・モンテゼモロはF1活動に関して語った。
「今のところ努力の結果が必ずしも見えないとしても、我々は重要な決断を下し大きな進歩を果たしている」
「我々の目標はできるだけ早くかつての競争力を取り戻し、再び勝てる状態になるためにすべての状況を整えることだ」
一方でディ・モンテゼモロは、アロンソとライコネンのうわさについてもコメントした。
アロンソは2016年までフェラーリと契約しているが、競争力が上がらないフェラーリに苛立っており、マクラーレンなどライバルチームからのオファーも来ているとうわさされている。一方ライコネンは今年期待されたほどのパフォーマンスを見せておらず、契約期間が満了する2015年末まで走り切らないのではないかとの推測もなされている。
しかしディ・モンテゼモロはこれらのうわさを否定した。
「我々は幸いにもふたりの素晴らしいチャンピオンを走らせている。彼らはチーム全員と協力し、競争力を取り戻すために努力している」とディ・モンテゼモロ。
「例年どおりこの夏にも無意味なうわさが言いふらされ、根も葉もないゴシップが広まっている。たとえば、アロンソの契約の話やドライバーたちのサラリーに関してだ。夏の暑さがこのようなばかげた話を生み出すのだろう」
サラリーについては、最近Business Book GP2014のデータとして、現役ドライバー中サラリーが最も高額なのはアロンソ、ライコネン、セバスチャン・ベッテルであると報じられた。
また、アロンソが契約延長の交渉においてフェラーリに多額の年棒を要求しているという報道もなされている。
一方、ディ・モンテゼモロは、ライコネンとガールフレンド、ミントゥ・ビルタネンさんの間に第一子が誕生するという報道は事実であると認めた。
「キミの話題に関してだが、彼はじきに父親になる。彼の幸せを祈っている」とディ・モンテゼモロはコメントした。