来月に開幕が迫ったフォーミュラE。その北京ラウンドを前に、ドニントン・パークでレースウイークエンドのシミュレーションテストが行われた。
このシリーズに参戦する10チームは、フリー走行~予選~決勝(レース途中の車両交換義務も含む)と、ウイークエンドの完全シミュレーションを実施。フォーミュラEのレースは市街地で行われるため、それを模倣した仮設ピットも設置され、各チームが使用した。
走行テストと共に、テレビ放送等のシミュレーションも敢行。「多くの問題が発生した」との声明が発表されたが、テストは概ね順調に進んだ。
フォーミュラEのCEOを務めるアレハンドロ・アガグは「世界中の都市の中心地でメジャーなスポーツイベントを開催するのは非常に大きな仕事で、慎重な準備を必要とする。我々は全てのシステムについて、事前に厳しいテストを行うことで、フォーミュラEの北京ラウンドを素晴らしいモノにしたい」と語っている。
なお、各イベントにおけるタイムテーブルも発表された。フォーミュラEのイベントはすべて1デイ開催。8時15分から45分のフリー走行1回目、10時30分から30分のフリー走行2回目を行い、5台ずつのマシンが走行する10分の予選セッションを12時から4回行う。なお、予選の出走順は走行順によってタイムに大きく影響することが考えられるので、すべて抽選にて選ばれる。そして、予選終了約3時間後の午後4時より、約60分の決勝が行われる。
8月19日には開幕前最後の公開テストが、ドニントン・パーク・サーキットで行われ、いよいよフォーミュラEの初戦、北京ラウンドを迎えることになる。