WEC世界耐久選手権は12日、9月20日に決勝レースが行われる第4戦オースティンのエントリーリストを発表した。アメリカチームの参戦もあり、4クラス合計で29台がエントリーしている。
シリーズ第3戦ル・マン24時間から約3ヶ月、9月末より始まるWEC後半戦。その幕開けとなるオースティン戦は、ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)との同時開催となり、USCCのレースの後、現地時間17時からWECの決勝レースが行われる。
総合優勝を争うLMP1-Hクラスでは、アウディ、トヨタ、ポルシェがそれぞれ2台ずつマシンを投入。すでに発表されている通り、7号車トヨタTS040ハイブリッドでは、中嶋一貴に代わり、チームのリザーブドライバーを務めるマイク・コンウェイが、アレックス・ブルツ/ステファン・サラザンとともにステアリングを握る。
ハイブリッド非搭載のLMP1-Lクラスには、第2戦から2台の新型車両を投入しているレベリオン・レーシングに加えて、新車の開発が遅れていたロータスもニューマシンでエントリー。ドライバーとして、クリストフ・ブシューと、日本でも活躍するジェームス・ロシターの名前が記されている。
LMP2クラスには5台がエントリー。KCMGの47号車オレカ03・ニッサンのドライバーとして、開幕戦シルバーストンでマシンのステアリングを握った松田次生が名を連ねた。また、USCCを戦っているエクストリームスピード・モータースポーツが、HPD ARX-03bでスポット参戦する。
LM-GTEプロクラスには7台がエントリー。フル参戦しているAFコルセ、ポルシェ・チーム・マンタイ、アストンマーチン・レーシングに加えて、コルベット・レーシングがコルベットC7.Rを1台投入。ル・マンでもバトルを繰り広げた4車種がバトルを繰り広げることになる。LM-GTEアマクラスには、昨年、一昨年とWECに参戦し、今季はUSCCを戦っているクローン・レーシングも参戦。全8台で争われることになった。