ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は10日、ロードアメリカで第10戦の決勝レースが行われ、アクション・エクスプレス・レーシングのクリスチャン・フィッティバルディ/ジョアオ・バルボサ組5号車コルベットDPが2連勝を飾っている。
9日に行われた予選では、エクストリームスピード・モータースポーツ(ESM)の1号車HPD ARX-03bがポールポジションを獲得。90号車コルベットDPが2番手に続き、5号車コルベットDPは3番手から2時間45分の決勝に臨んだ。
5号車は、ライバル勢とは異なるタイミングでピットストップを行ったことが功を奏したほか、最後の2回のコーションのタイミングにも助けられる形で、前戦に続き2連勝を果たした。
一方、マイケル・シャンク・レーシングの60号車フォード・ライリーDPは、他のマシンがピットストップを行ったタイミングで上位に浮上。最後のコーションの後、残り時間約10分でレースが再開された後、首位の5号車を追う形となった。ただ、5号車も最後までポジションを死守し、トップでチェッカー。60号車は2位となった。3位には、ポールポジションからスタートしたESMの1号車がつけている。
0号車デルタウイングDWC13はクラス6番手でフィニッシュ。また、マツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシング勢は、07号車がクラス9番手、70号車はリタイアとなっている。
オレカFLM09のワンメイクで争われるPCクラスでは、スターワークス・モータースポーツの8号車が、8スター・モータースポーツの25号車を抑えきってクラス優勝を果たしている。
GTLMクラスでは、リシ・コンペティツォーネのジャンカルロ・フィジケラ/ピエール・カッファー組の62号車フェラーリ458イタリアが勝利。62号車フェラーリは、BMWチームRLLの56号車BMW Z4 GTEがレース序盤に接触でフロントにダメージを負ったことなどもありレースを支配する走りを見せ、優勝を飾った。2位には56号車BMW、そして3位には93号車ダッジ・バイパーSRTがつけている。
GTDクラスでは、ターナー・モータースポーツの94号車BMW Z4が優勝。僅差で22号車ポルシェ911 GTアメリカが続いている。