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ザウバー、チーム史上最悪の年を避けるため大きな方向転換を

2014年08月12日 15:20  AUTOSPORT web

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2014年ハンガリーGP エイドリアン・スーティル(ザウバー)
ザウバーのチームプリンシパル、モニシャ・カルテンボーンは、チーム史上最悪のシーズンになることを避けるため、アグレッシブに改善を目指していく必要があると語った。

 ザウバーはここまでの11戦においていまだに入賞を果たしておらず、コンストラクターズ選手権でマルシャより下の10位に沈んでいる。

 もしこのままノーポイントでシーズンを終えることになれば、チーム史上最悪の年となる。

 ランキング10位という状況は「受け入れがたい」というカルテンボーンは、改善のため考え方を一新する必要があると述べている。

「開発において私たちは考え方をある程度変えて、もっとアグレッシブに行く必要があるのかもしれません」とカルテンボーン。

「もっと勇気を持って別のやり方を採らなければならないのかもしれません」
「マシンにはポテンシャルがあるので、マシンとデータをもっとよく理解してそれを引き出す必要があります」
「そのためのツールはあるのですから、リソース面を整えて、勇気を持って何か別のことを試みるべきです」


 F1テクニカルレギュレーションが大幅に変更された今年、ザウバーは従来どおり、テクニカルパートナーであるフェラーリに頼るよりも自社で多くのコンポーネントを作るというやり方を採っており、その中でつまずいてしまったとカルテンボーンは示唆している。

「私たちが他と違うのは、昔から多くの作業を自分たち自身で行っているということです」
「他のチームと協力するという方法に頼らず、自分たちで行っているのです。でも今回は正しい道を選べませんでした」

「そういった意味で、考え方をもっと変えなければなりません。今年のマシンは非常に複雑で要求が高いので、いくつかの部分で他のチームと協力するのが理にかなっているかもしれません」

「とはいえ、一番重要なのはそのことではありません。マシンや開発に対する自分たちの考え方をもっとアグレッシブにすることが重要です」
「そういう面においてもっと勇気を持つ必要があります」