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東京のお盆事情と斬新すぎる精霊馬(しょうりょううま)

2014年08月11日 11:30  gooランキング

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こんにちは、いまトピ編集部です。いよいよお盆休みですね。テレビやネットでは、高速道路の渋滞情報や、新幹線や羽田空港の利用者状況を伝え始めますね。
世間ではお盆休み感満載ですが、祖父母以前から東京にいる東京出身者は、帰省する田舎もない、お墓参りは7月に済んでいる、お盆休み感はあまりなかったりします。子供の頃は夏休みに「田舎」に帰る同級生をうらやんでいたものです。街からは人が減り、友達は帰省、いつもの電車もガラガラ。この時期の東京は不思議な感じです。お盆休みに縁のない感を持っている東京出身者は意外と多いのではないでしょうか。


◇東京のお盆は7月!

そもそも、東京のお盆は7月なのです。8月にはお墓参りも完了しています。
お盆にはお墓参りをしますが、お盆とは仏教用語では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、旧暦の7月15日を中心に行われる先祖供養の儀式のことです。

お盆の日にちは地方によって異なります。全国的なお盆の期間は3つあります。東京など都市部では、7月13日~16日(または、15日)に行います。全国的には8月13日~16日が多いです。

・旧暦7月15日(旧盆):沖縄・奄美地方など
・新暦7月15日(もしくは前後の土日):東京・横浜・静岡旧市街地、函館、金沢旧市街地など
・新暦8月15日(月遅れの盆。旧盆とも):ほぼ全国的
(出典:ウィキペディア)

中には、8月1日の地域もあるのだとか。


◇お盆のマスコットキャラクター!キュウリやナスで作る「精霊馬」

他の行事と同様にお盆にも色々と決まりごとがあり、お盆のマストアイテムも多いです。昔はお盆が近づくと、まこも、おがら、ホウロク、ホウズキ、盆花などお盆用品を売る「草市」「盆市」が開きました。今でも東京・月島の「月島草市」が毎年7月中旬に開催され賑わっています。
お盆のはじめの晩(13日)には迎え火をを焚いて先祖の霊を迎え、お盆の終わり(16日)には送り火を焚きます。あの京都の五山送り火も、巨大な送り火なのです。

最近ではあまり見かけなくなりましたが、昔はお盆には道の傍らやお墓などにキュウリやナスでできた動物のような物が置いてありました。あれは、キュウリとナスに割り箸や爪楊枝を刺して馬と牛にみたてた、精霊馬(しょうりょううま)という物です。精霊馬は神霊の乗り物とされ、迎え盆(13日)の日にお供えします。馬と牛にはそれぞれ意味があります。

・キュウリの馬:
足の速い馬に乗って早くあの世から家に帰って来られるように
・ナスの牛:
足の遅い牛に乗ってゆっくりあの世に戻って行くように、この世からお供物をたくさん積んで楽に帰れるように


スーパーなどでも売っていますが、簡単に作れるので手作りする家も多いです。最近では昔ながらの精霊馬ではなく、斬新な自作の精霊馬を作る人も。Twitterにも想像力あふれる精霊馬の数々が出現していました。

・攻撃力と機動性、走行持続性のある精霊馬。各部位に装甲を施しは防御力を高めてあります。

・冷蔵庫にパプリカしかなく。オレンジや赤のパプリカの精霊馬。一瞬、おしゃれなソファに見えます。

・キュウリとナスの複雑な作りの精霊馬。なんだか強そう!?

・「これも精霊馬に入るんだろうか」という精霊馬。ご先祖様もびっくりですね。


レゴブロックで作られた精霊馬、ニットで編まれた精霊馬、人が乗れる精霊馬まで、野菜以外で作られた個性的な精霊馬たちもいます。

眺めていると、なんだか愛くるしくなってきます。帰省する方も、帰省しない方も、お盆には思い思いの精霊馬を作ってご先祖様をお迎えしてみてはいかがですか。思わぬ傑作ができるかもしれません。

(いまトピ編集部)


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