スーパーGT第5戦富士の決勝レースでGT500クラスの優勝を飾ったウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTの山本尚貴とフレデリック・マコウィッキが、決勝の戦いを振り返った。
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT:GT500クラス優勝
山本尚貴
「素直に嬉しいです。今週富士に入ってから、クルマもタイヤも調子が良くて手応えを掴んでいました。予選に関しては、タイヤのチョイスだったり、タイミングがうまく行かなかった部分もあって、残念ながら予選6番手になってしまいました。ただ、雨にもすごく自信を持っていましたし、本当に最高のクルマをホンダさんが用意してくれて、ミシュランさんも良いタイヤを用意してくれて、本当に楽しく気分良く走ることができました」
「様々な要因が加わってこの勝利に結びついたと思っていますが、なんと言ってもホンダさんが頑張ってくれたと思います。もちろんレギュレーションの変更がシーズン中にあったということで、様々な意見があることも理解していますが、ルールが決まったことの中で一生懸命開発して努力してくれたことが、勝利に結びついた要因でもあると思います。ただこれで決して満足してはいけないと思いますし、この勝利の意味をホンダとともに僕らドライバーもしっかり考える必要があります。僕とフレッドの目標はすごく高いところにあるので、それにホンダさんもついてきてもらいたいし、そのモチベーションを上げるのも僕の仕事だと思うので、ホンダさんと一緒に頑張って行きたいですね」
フレデリック・マコウィッキ
「今日は最高だね。まずはチーム、ミシュラン、山本選手に感謝を伝えたい。前回のSUGOでは思い通りに行かなかったけど、今回は一緒に良い結果を出したいと思っていたんだ。山本選手には素晴らしい走りを見せてもらって、良いギャップを作ってもらった。タイヤは、最初は乾いたところでギャップをつくって、あとで雨が来るのではないかという選択で、ヘビーウェットのために後に回していた感じだね。本当に良いギャップを作って、それを保つことができて良かった。日本で走れることに感謝しているよ」