スーパーGT第5戦富士の公式予選でGT500クラスのポールポジションを獲得したKEIHIN NSX CONCEPT-GTの塚越広大と金石年弘が、予選の戦いを振り返った。
GT500クラスポールポジション:KEIHIN NSX CONCEPT-GT
塚越広大
「こうしてポールポジションを獲れたのは嬉しいですし、あの難しい路面で、その中で強さを見せられた僕らのチームは良いチームになったんだなと思います。午前中から順調に、ちょっとしたトラブルはありましたが修正しながら走っていて、感触は悪くはありませんでした。Q1は(金石)年弘さんがしっかり突破してくれて、問題点も色々聞いていたのでそれを反映させてQ2に臨みました。雨が降るかもしれなかったので、すぐ行くというのは決まっていました。ドライかウエットかというのも無線でやりとりをしていたのですが、みんな入っていく中で、時間的に入っても厳しいというのもありましたし、最後は(監督の金石)勝智さんが僕を信じてこのままステイと言ってくれたので、それで僕も安心して、攻めるだけだと思って最後まで走りました。最後の1周だけが路面が少し乾いてくれて自分なりにプッシュしたのですが、それがポールタイムになって良かったなと思います。ポジションをキープして、NSX最初のウイナーになれるように頑張りたいと思います」
金石年弘
「正直ポールポジションを獲れるとは思っていなかったので、本当に広大のアタックと監督の判断が素晴らしい結果に繋がったのかなと思います。朝の公式練習からクルマの状態は良くて、タイムには出ていなかったのですが、お互いその感触を掴んで予選に挑みました。ちょっと僕の時に問題を抱えていたのですが、なんとか7位でQ1を突破できました。広大には問題点を伝えて、後は任せたという形だったので、広大がいい仕事をしてくれたと思います。トラブルに関しては具体的には言えませんが、エンジン側に色々と問題がありました。予選に対して行ったことで問題が起きたので、それを直して対応しました」