トヨタ自動車は8日、多くのレーシングカーを生み出してきた滋賀県米原市にある童夢の風洞について、購入にに向けて今後、両社が交渉を開始することで合意に至ったと発表した。
スーパーGT500クラス車両をはじめ、LMPカーなど多くのレーシングカーの空力開発を行ってきた童夢の風洞。トヨタは8日、この風洞について購入に向け交渉を開始することについて合意に至ったと明らかにした。
トヨタは、今後スーパーGT500クラスに参戦するレクサスRC F、そして来季販売を予定しているというレクサスRC F GT3というレーシングカーの開発について、風洞を購入することができれば空力開発をより効果的に進めることが可能となるとしている。
また、トヨタでは開発を通じての人材育成や、得られたノウハウの量産車へのフィードバックなど、トヨタが進める『もっといいクルマづくり』のために活用していく予定であるという。