マックス・チルトンは、来年資金を持ち込むことなくマルシャに残留することができるかもしれないと語った。マルシャは現在ランキング9位に位置しており、このポジションを維持できれば多額のプライズマネーが期待できる。
ジュール・ビアンキがモナコGPで9位を獲得、マルシャは初入賞を果たした。11戦終了時点でザウバーとケータハムがノーポイントであり、マルシャはランキング9位となっている。
2015年のプランについて聞かれたチルトンは、まだ本格的に考えてはいないがマルシャに残留したいと答えた。
「まだあまり考えていない。このチームに残りたい。彼らにはささやかながらいい未来があると思うからね。このままザウバーに勝って(ランキング)9位を確保できればなおさらだ」とチルトンが述べたと英Crash.netが伝えた。
「そうなればチームは財政的にとても助かるし、それが来年のマシン開発にプラスに働く」
「でも何事もトップチームから決まっていく。トップチームの方でさまざまなうわさがあるし、たくさんの人が動くのであれば、それが定まるまでは自分の状況は分からない」
「僕がこの件について本格的に考えるのはもっとずっと先になるだろう」
残留のために入賞が条件として提示されているわけではないとチルトンは言う。チルトンは今季ここまでの最高位である13位を2回獲得している。
「僕は今年いいレースをしてきた。一貫したパフォーマンスを示し、いい結果を何度か出した」と彼は述べている。
また、契約延長のためには資金を持ち込む必要があるかと聞かれ、「そうとは限らない」とチルトンは答えた。
「チームが(ランキング)9位をこのままゲットできれば、(金銭面のことは)さほど心配する必要がなくなるだろう」
「この問題についてはあまり考えていない。チームがこの2、3年進歩するのに僕が役立ってきたのであれば、チームも僕を助けてくれると考えたい」
それに関する話はチームから出ているかと聞かれたチルトンは、「ノー」と答えた。
「僕はより大きな視野で考えている。チームの全員がそうだと思うけどね。実際、来年のことは全く考えていないんだ」
「今はもっと大きなことを考えなければならない」
「つまり、ドライバーたちが成長しチームが前進することが重要だ」