アメリカのホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、現在開発中のクローズドLMP2『HPD ARX-04b』を、2015年シーズンに向けて6台供給する見込みだという。
アメリカン・ホンダモーターのモータースポーツ活動を担っているHPDはこれまで、LMP1/LMP2クラス向けのHPD ARX(アキュラ・レーシング・エクスペリメンタル)シリーズにホンダエンジンを搭載しリリース。現在は、新LMP2カーのHPD ARX-04bを、来季に向けて開発している。
HPDを率いているスティーブ・エリクセンは、WEC世界耐久選手権、そしてユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)に、合わせて6台を供給することになりそうだと語った。
「我々の目標は、来シーズンに向けての6台のマシンを用意することだった。そして、6台全てを用意することができると確信している」とエリクセン。
「推測にはなるが、USCCに4台、WECに2台ということになるだろう」
来季に向けては、USCCに参戦するエクストリームスピード・モータースポーツ(ESM)が、2台のHPD ARX-04bを投入することを発表しているが、その他の交渉中チームの名前は現在のところ明かされていない。
エリクソンによると、HPD ARX-04bは11月には走行を始める予定だという。
「マシンの製作は順調に進んでいるよ。我々は最初のマシンを10月後半に組み上げ、11月にはトラックに投入する計画だ」