スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは5日、8月30日~31日に鈴鹿サーキットで開催されるスーパーGT第6戦インターナショナル鈴鹿1000kmについて、レース距離を鑑みタイヤの持込本数、第3ドライバー、ピットイン義務について告知した。
2006年からスーパーGTの一戦として開催されている夏の伝統の耐久レース、鈴鹿1000km。スーパーGTの中でもシーズンを通して最長のレース距離であり、このレースだけ許可される項目がある。これらの項目はスポーティングレギュレーションに明記されており、毎年この時期に告知されている。なお、今回発表された項目は昨年と変更点はない。
まず、タイヤの持込本数については通常の300kmのレース距離だった場合は、1台当たりドライタイヤ7セット/ウエットタイヤ9セットと定められているが、今回はドライ11セット/ウエット13セット。また、通常レースと同様に第1戦以降その供給先競技参加者のいずれもが優勝できなかったタイヤメーカーは、ドライタイヤの持込本数を1台当たり1セット追加できる。
また、第3ドライバーについても登録が認められる。今季第3ドライバー登録が認められるレースは、500kmのレース距離である第2戦富士に続いて2レース目。なお、ドライブした距離が120km未満のドライバーに得点は与えられない。
ちなみに、第3ドライバーについてはすでにStudie BMW Z4がDTMドライバーのアウグスト・ファーフスを、B-MAX NDDP GT-Rがル・マン24時間でニッサンZEOD RCをドライブしたウォルフガング・ライプを起用することをすでに発表しており、今年も話題が多そうだ。
また、今年もGT500クラス、GT300クラスとも決勝レーススタート後(フォーメーションラップを終了し、スタートラインを通過した後)、ドライバー交代をともなう最低4回のピットインが義務付けられる(決勝レース距離が短縮された場合や不可抗力により途中でレースが中止された場合は適用されない)。
つまり、全マシンが決勝スタート後最低でも4ピット/5スティントをこなさなければならず、2名のドライバーの場合は必ず2スティント以上を走らなければならない。各チームのストラテジーも、この4ピットを条件に組み立てられることになりそうだ。