NASCARスプリントカップ・シリーズは3日、ポコノ・レースウェイ(2.5マイルトライアングルオーバル)で第21戦の決勝レースが行われ、デイル・アーンハートJr(シボレーSS)が今季3勝目を挙げた。
今季2度目の開催となったポコノ戦。1日に行われた予選では、ルーキーのカイル・ラーソン(シボレーSS)がポールポジションを獲得。2番手にジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が続いた。
迎えた160周の決勝レースは9番手からスタートしたアーンハートJr。レースも残り4分の1というところで発生した13台が絡むクラッシュによるイエローコーションの際にタイヤ交換と給油を実施。最後のピットストップの時間を短縮したことでトップ争いに浮上することとなった。
残り3周で迎えたリスタートでは、ケビン・ハービック(シボレーSS)がぴったりとアーンハートJrの背後につけるもオーバーテイクはならず。首位のアーンハートJrが逃げ切って今季3勝目を挙げた。なお、6月にポコノで行われたシリーズ第14戦もアーンハートJrが制している。
2位は、ピットレーンでの速度違反によるペナルティや、接触によるダメージもあるも、ピット戦術で上位に浮上したハービック。3位にロガーノがつけ、トヨタ・カムリ勢は4位にクリント・ボウヤーが入っている。
一方、レース中多くのラップをリードする形となったジェフ・ゴードン(シボレー・SS)は、最後のピットストップで4輪交換と給油を行ったが、ここで後退する形となり6位となった。
なお20日にアイオワ・スピードウェイで開催されたネイションワイド・シリーズ第20戦では、ブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)が優勝を果たしている。