Anthony Driscoll氏は、電動車椅子を利用している父親がNew York Cityを訪れた際、どこに行くにしても非常に苦労し、どうしたら車椅子で到着できるか調べるのに、何時間も費やすことになったという。地下鉄マップは、どのラインがどのように接続されているのか、エレベーターの場所はどこなのかを示してくれるものの、実際にはそのエレベーターは故障したり、使用できないことも多かった。
そこでDriscoll氏は、正確で最新の情報に基づいたビジュアルマップを作成する必要性を強く感じ、「Wheely」というアプリの開発を決意した。「Wheely」は車椅子やベビーカーの人がアクセス可能な、New York Cityの地下鉄マップや方向を案内してくれるナビゲーションツール。
New York City Metro Transit Authority (MTA) から正式にマップ使用の認可を受けており、Google Directionsを基盤として、正確なGPSのエレベーター位置情報や、リアルタイムのエレベーターの状態、エレベーター付近エリアのカスタムマップを表示する。