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SUPER CAR RACE最終戦岡山:雨で波乱の展開。AGE-AGE 458が総合優勝

2014年08月04日 11:50  AUTOSPORT web

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雨で波乱の展開となったスーパーカー・レースシリーズ最終ラウンド岡山
2014年からスタートしたスーパーカー・レースシリーズ(SCR)の今季最終ラウンドとなる第9戦/第10戦岡山が8月3日~4日に行われ、雨の中クラスIIマシンが総合優勝を奪ったりと、波乱の展開となった。

 台風12号の影響で、予選日からウエットとなったSCRの最終戦。そのコンディションが、第9戦の予選から波乱を呼ぶ。GT3カーのクラスIが3台エントリーしたが、今季クラスIIで圧倒的な強さをみせてきた佐々木孝太/NAORYU組AGE-AGE-458がウエットの利を活かし総合のポールポジションを奪ったのだ。2番手にはクラスIのK's Frontier Direction 458GT3、3番手にはBRP★SHIFT SLS AMG GT3が続き、4番手にはこのラウンドで初登場となった密山祥吾/フィリップ・デビーサ組GAIAPOWER Adenau SLSが続いた。

 しかし、迎えた決勝ではポールからスタートしたAGE-AGE 458が1コーナーでオーバーラン。この後、AGE-AGE 458は追い上げを図るも、佐々木孝太のドライブ中にスピンした他車と接触してしまい、NAORYUの連勝がついに止まることになる。

 一方、クラスIでは飯田太陽/水谷晃組K's Frontier Direction 458GT3が快走をみせ優勝。今季4勝目を挙げ、クラスIのタイトルを獲得。2位は密山/デビーサ組GAIAPOWER Adenau SLS、3位はBRP★SHIFT SLS AMG GT3となった。

 AGE-AGE 458が後退したクラスIIだが、齋藤真紀雄/阪口良平組99号車BINGO SPORTS997が総合首位に立つ走りをみせ、トップを奪う。しかし、その後コースアウトを喫してしまい後退。武井真司/堀田誠組9号車BINGO SPORTS997が初優勝を飾った。

 翌3日に行われた第10戦も、天候はウエット。しかしこのコンディションが第9戦を上回る波乱を呼んだ。3台のクラスI車両がアクシデントやトラブルで後退していく中、総合優勝を争ったのはクラスII車両。前日連勝が途切れたAGE-AGE 458が、グリッド最後方から素晴らしい速さをみせ、最終戦を総合優勝で飾った。

 クラスIIの2位には、こちらも素晴らしい追い上げをみせた99号車BINGO SPORTS997が入り、山脇大輔/中嶋保典組炙りや秀苑・シフト997GT-3が3位となった。クラスIでは、終盤ペナルティを受けたもののクラス首位を走り続けた奥村浩一/竹内浩典組BRP★SHIFT SLS AMG GT3が優勝。K's Frontier Direction 458GT3が2位、GAIAPOWER Adenau SLSが3位となった。