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DTM参戦ドライバーが協会を設立。安全面を提言へ

2014年08月03日 01:30  AUTOSPORT web

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ピットレーンに並ぶDTMマシン
DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するドライバーたちは2日、第6戦シュピールベルクの会場で、DTMドライバーたちが組織する『DTMドライバーアソシエイション(DTMDA)』を設立したと発表した。

 このDTMDAは、DTMに参戦する3メーカーの垣根を越えて、将来に向けてDTMを運営するITR、ドイツのモータースポーツ協会であるDMSBと協力し、シリーズをより良く改善するための組織だという。

 特に、主要な目的として安全基準の向上のためにドライバーの立場から提言したり、スポーティングレギュレーションの改良に向け提言したりという役割を担う。DTMDAはすべてのドライバーの意見を代表し、強力に発表されていくことを目指す。

 DTMDAにはすべてのドライバーが参加し、各メーカーから1人ずつスポークスマンがつく。アウディはティモ・シャイダーが、BMWはティモ・グロック、メルセデスベンツはゲイリー・パフェットが務めるという。

 また、DTMDAは毎レースの週末に定期的に会議を行うが、外部から中立な立場の代表を招聘。元DTMドライバーでオペルのエースとして活躍していたマヌエル・ロイターが代表を務める。

「まず、DTMドライバーたちが自分を信頼してくれて嬉しく思う。それに、自分は安全面を中心にドライバーの意見を尊重していく。今までのドライバー、解説者の立場からこのシリーズに何が必要なのかを正確に分かっているからね」とロイターは語っている。