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ラウダ、ベッテル獲得&ロズベルグ優先説を否定

2014年08月01日 13:10  AUTOSPORT web

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2014年オーストラリアGP ルイス・ハミルトン、ニキ・ラウダ
メルセデスのノンエグゼクティブ・チェアマン、ニキ・ラウダは、2016年にルイス・ハミルトンに代えてセバスチャン・ベッテルを起用することを考えているとの報道を「全くくだらない」として否定した。

 ハミルトンもレッドブル・レーシングのベッテルも現在の契約は2015年末で切れる。

 7月中旬、レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコがハミルトンとの現在の契約が切れた後、メルセデスはベッテルを獲得することを考えていると示唆したと、ドイツメディアが報じた。ベッテルはこれを否定し、ハミルトンは自分は契約延長を望んでいると発言した。

 ラウダは、メルセデスはニコ・ロズベルグとベッテルのオールドイツチームを形成することを望んでいるという推測を否定、チームもハミルトンとの契約延長を希望していると述べている。

「すでに彼(ハミルトン)と契約延長に関して話をしている」とラウダが語ったとSky Sportsが報じた。
「マルコの発言に関する推測はくだらないたわ言だ」


 ハミルトンのクルマの方に比較的トラブルが多く、ハンガリーGP決勝中のチームオーダーもあって、一部ファンがメルセデスはロズベルグにタイトルを取らせたがっているとの説を唱えているが、ラウダはこれを強く否定した。

「こんな話をするのは非常にいやだね。初日からふたりには同じクルマを与え、すべて平等に扱っているのだから」とラウダ。

「(ハンガリーには)メルセデスエンジンを8基持ち込んでいたが、ルイスのエンジンが壊れた。ニコとルイスがどうのこうのでなく、8基のうち1基が壊れ、それが運悪くルイスのものだったというだけの話だ」
「トラブルは起きるべきではないし、今後解決するつもりだ。だが現在厄介な問題は何も存在しない。我々はふたりに同じ道具を与えることを願っており、彼らはそれによって好きなように戦える」

 メルセデスはドイツGP前にロズベルグと新たな複数年契約を結んだことを発表している。