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鈴鹿でスーパーGTタイヤメーカーテスト開催。15仕様GT-RとRC F GT3も走行

2014年07月31日 21:30  AUTOSPORT web

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富士に続き鈴鹿でも走行したニッサンGT-RニスモGT3の2015年仕様の開発車両
7月30日~31日の2日間、鈴鹿サーキットでGT500クラスが6台、GT300クラスが13台参加し、スーパーGTのタイヤメーカーテストが行われた。GT300クラスでは、レギュラー参戦の車両に加え、富士スピードウェイで走行が見られたばかりのニッサンGT-RニスモGT3の2015年仕様の開発車両、レクサスRC F GT3も同時に走行した。

 合計19台が参加した参加したスーパーGTタイヤメーカーテスト。8月30日~31日に開催される第43回インターナショナル鈴鹿1000km、そして第5戦富士を見据えたテストと言えるが、GT500クラスではニッサンがカルソニックIMPUL GT-R、D'station ADVAN GT-R、レクサスがWedsSport ADVAN RC F、PETRONAS TOM'S RC F、ホンダがKEIHIN NSX CONCEPT-GT、Epson NSX CONCEPT-GTと2台ずつが走行した。

 晴天に恵まれた2日間のテストの中で、初日は午前、午後ともEpson NSX CONCEPT-GTがトップタイムをマーク。2日目はこちらも午前、午後ともKEIHIN NSX CONCEPT-GTがトップとなり、テストとは言えホンダNSXコンセプト-GTがすべてのセッションでトップタイムを奪った。

 GT500クラスでは、ニッサンGT-RニスモGT500の2台が、フロントのサイド部分にダミー模様が施されていたのが特徴的。また、D'station ADVAN GT-Rは2日目、リヤのサイドアンダーを外して走行するシーンが見られている。

 一方、GT300クラスはJAF-GT300車両としてはOGT Panasonic PRIUS、MUGEN CR-Z GT、ARTA CR-Z GTという3台が参加。GT3車両ではシンティアム・アップル・MP4-12C、B-MAX NDDP GT-R、グッドスマイル 初音ミク Z4、Studie BMW Z4、Audi R8 LMS ultra、LEON SLSといったところが参加。また、GAINER DIXCEL SLSが初日のみ参加している。

 そんな中、GT300の現行車両に混じって走行したのが、大幅にエアロが改良されているニッサンGT-RニスモGT3の2015年仕様の開発車両、そしてレクサスRC F GT3という、15年デビューが予定されている2台の新型GT3車両だ。

 今回はB-MAX NDDP GT-Rも走行することもあり、ゼッケン35というヨーロッパのワークスゼッケンをつけたGT-Rの開発車両は、星野一樹とルーカス・オルドネスのドライブで初日から他のGT300車両を大きく突き放す驚異的なタイムで周回を重ねた。一方、095号車のレクサスRC F GT3は、片岡龍也が乗車し他のGT300車両に迫るタイムをマークしている。今回、片岡はこの095号車をドライブしたため、グッドスマイル 初音ミク Z4は谷口信輝がひとりでステアリングを握った。

 2日間のテストの中では、2日目午後にB-MAX NDDP GT-Rがスプーンで激しくクラッシュし赤旗となるシーンも。第6戦鈴鹿で第3ドライバーに登録されているウォルフガング・ライプのドライブ中に、スプーンを直進したB-MAX NDDP GT-Rは、スポンジバリアに乗り上げ横倒しになってしまったが、ライプに怪我はなかった。