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SMAPが泣いた「27時間テレビ」すごかったことまとめ

2014年07月31日 19:00  gooランキング

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フジテレビの夏祭りともいうべき「27時間テレビ」。長いようであっという間に終わってしまった。

涙あり、笑いあり、豪華メンバーのオンパレードに27曲ノンストップライブと、ファンにとっては贅沢な27時間だった。これまであまり口にしなかったメンバーが起こした事件について言及する一幕もあれば、解散をテーマにしたドラマと見どころがたくさん。そこで今回は27時間テレビで印象的だった場面をツイートを交えて振り返ってみたい。


■とにかく驚いた生前葬

SMAPの葬式なんてこれまでに一度も考えたことはなかった。まずこのことに気がついて驚いた。個人的にSMAPのファンになったのが中学生の頃。私のジャニーズ人生はここからスタートしているだけに感慨深い。そしてその中身も濃かった。NGとしてもいいはずの、きっとNGにできたはずの草彅や稲垣の事件についても鋭く切り込んでいた。

中でも印象的だったのは林真理子の弔辞。「長きに渡って、第一線のスターとして、多くの方たちに夢と希望を与えてくださって本当にありがとうございました。」と弔辞らしくスタートしたが、
「一人の方を除いて私生活ではちょっと思い残すことがあったかもしれませんけども、これだけ素晴らしい仕事を成し遂げたらもう何もいらないというお気持ちじゃないかという風に思っております。ですけども、みなさんがこれから演技者としてもっとすごいことをやってくださるんじゃないかと期待しているんですね。」と期待を込めていた。

SMAPのすごいところについては、

「SMAPの方って今思うと本当に、普通の人だったら『あ、そう』みたいに済むことでも、大変な社会的な事件になってしまうんです。あれがすごいですよね。報道のされ方っていうのが。あの、私は個人的に気の毒だなと思うんですけど、別にスターだから甘やかされているってわけじゃなくて、誰でもそういうことをしてしまうことはあると思うんですけど。
まあそれがあれだけ社会的な出来事になるっていうのは、SMAPがいかに影響力があるかっていうことはよくわかりますよね。草彅さんの時も稲垣さんの時も、ちゃんとそれを乗り越えていま、また一段と大きくなってらっしゃるから、それはすごいことだなと思います。」

『なるほどなぁ、今までのSMAPのイメージを一回壊す意味での生前葬だったのかー。 昨日の僕の今回の27時間テレビへの批判的な意見からの変化見てもだいぶSMAPイメージ変わったことが分かりますねw』(Twitterより)

ちなみに、世間もすっかり忘れていた草彅の禁酒。これを解禁したのはタモリだった。2014年3月、BISTRO SMAPにゲスト出演した際に、ウーロン茶で乾杯しようとした草彅に対して「禁酒いいよ、もう。さんざんやったんだから」と、さらりと解禁した。SMAPがいまここにいるのは、きっときちんとけじめをつけて、その分、いままで以上のものを見せてきたから。仕事で返してきたからだろう。

「解散考えた」発言も飛び出すなど、思いがけない生前葬。急激に老けたりしない彼らを目にしていると、どこか不老不死のような気がしていたけれど、すごく前向きに現実をつきつけられた。


■手を抜かなかったダンス、すごいファンサ

夏場は、突然の天候悪化がつきものだが、27日も15時すぎごろから東京周辺を雨雲が覆った。奇跡的に雨が上がり、無事に決行となったが、落雷、大粒の雨で直前まで心配がつきまとったという。野外に設置されたステージに、青いTシャツを着たファンの姿。

『母親「SMAPで出るうおぉぉぉ!!きゃぁぁぁ!きむたくぅぅぅ!!なかいくぅぅぅん!!!!きゃぁぁぁぁぁぁ!!」俺「母さん誰推し?」母親「押し倒せるなら全員押し倒したい」俺「そうじゃない」』(Twitterより)

いよいよはじまる、27曲ノンストップライブ。普段のコンサートでも、始まる前はワクワク感と同時に、緊張で息を飲む独特の瞬間がある。それをテレビの生放送で味わったのは初めてかもしれない。

『CRAZY FIVEで5人を強調してからのラスト2曲はやっぱり6人目のSMAPを思い起こさせたよね。そしてそのあとに森君からの手紙だからすごい流れだよ。思えば生前葬で始まり、解散ドラマ、そしてこのラストっていうのはSMAPの終わりから始まりへの逆再生をイメージした構成かもしれない


— 沖の中心のジェリー…です…よろしく…。』(Twitterより)

中居が体調を崩し、水分補給と呼吸を無理やり整える様子もみてとれた。画面から外れる部分もあったものの、ダンスに手を抜くことはなかった。そしてそれをカバーするかのように、終始笑顔だった木村をはじめメンバー全員が懸命に歌い踊った。びっくりするくらいアイドルだった。そしてキムタクはどこまでもキムタクだった。


■とにかく涙した森且行からの手紙

これまで「禁止されているの?」と裏事情を勘ぐってしまうくらいに口にしなかった森くんのこと。
『SMAPが森くんの事を話せるようになったきっかけは数年前スマステでSMAPを振り返る特集の時ずっと森くんの顔にモザイクがかかってて木村くんが不機嫌な感じだった。そして、トーク中に木村くんが唐突に『けどあのシーンの後に森が凄くてさー』と切り出してから。#27時間』(Twitterより)

でもやっぱりそこはSMAPだ。タイミングをはかったかのように、ちゃんと話題に出す。黎明期を支えた一人でもあるわけで、ひた隠しにするほうが不自然だもの。

ライブを終えてフジテレビに向かう最中、SMAP6人宛に森から直筆の手紙が用意されていた。加藤アナウンサーが手紙を読み上げた瞬間に涙が出た。ライブの時点で相当な涙を流しているのに、まだ出る涙。止まらない。

どのメンバーに宛てた文章も印象的だったけど、中でも発見が大きかったのは稲垣宛ての内容。

「中居くん、木村君、剛と慎吾に挟まれて、昔だったら俺も同じところにいたんだけど。ま真ん中にいるって大変だと思う。だけど吾郎ちゃんがいるからSMAPはSMAPでいられると思うよ。」

言われてみれば、これまで真ん中の大変さについて考えたことがなかった。個人活動、SMAP全体の活動は見ても、ポジションについてはあまり考えたことはなかったが、人気を牽引してきた上の二人がいて、可愛がられる末っ子と、その狭間でどうキャラ付けをすべきか悩んでいたのかもしれない。個々のタレントとして名を馳せることと同じく、チームプレーの難しさを感じた。

SMAPが息の長い活動、それも国民的アイドルという立場を保っている理由の一つに、バラエティへの挑戦がある。幸か不幸か、SMAPは歌番組やアイドルの衰退期にデビューした。先輩たちが歩んできた道を、同じようには歩めなかったのだ。アイドルがバラエティでコントをするなんて、前代未聞だったあの頃。『夢がMORIMORI』でコントにキックベースに挑戦したり、『笑っていいとも!』にもレギュラー出演していた。売れ始めからアイドルとしての多忙を極めた頃、そして個々の活動が増えても、最近までずっと生放送をこなしていた。売れてもやめなかったのだ。


■「歩かせるな」フジテレビに抗議殺到?歩いてるだけでもすごいフィナーレ

特に中居は氷で首を冷やし、続いて森の手紙に号泣。もうなんでもありだ。普段は明るい中居の号泣ぶり、それだけでも感動的だった。5人が寄り添って歩く姿、5人揃って歩く後ろ姿を見たのはいつぶりだろう。そもそも見たことあったっけ? 映画『シュート』以来、なわけないか……。いろんなことを考えた。

「さあ並んで行こうか、横並びで。横並びで行こう。」大きな上り坂を前に中居がメンバーに声をかけた。数歩先を歩く木村に、「木村、並んでいこう」中居の呼びかけに振り返りこそしなかったが、無言で歩幅を合わせた。5人の素の姿をみた気がした。坂をゆっくりと登る後ろ姿、その後ろ姿は小さくも、大きくも見えた。凛々しくて「ずっとこうして5人で歩んできたんだ」ということを象徴していた。

そしてスタジオで迎えたフィナーレ。最後の一歩はメンバーが手をつないで踏み込んだ。最後、ステージには5人だけが立った。

『SMAP「27時間」で史上最長メドレー!キムタク「無謀」 - SANSPO.COM 中居正広は「『SMAPがこんなことをやったから、もうやることがない』と、来年の総合司会が困るようなことをしたかった」と、あえて高いハードルを課した』(Twitterより)

来年の総合司会は本当に困りますね。国民的アイドルを総合司会に、このタイミングで脱退メンバーからの手紙と、最強カード出しちゃったんだもの。でも「テレビ」という武器をどういう風に使って、どんな映像が見られるのか、それはそれで楽しみでならない。

放送は27時間といえども、事前のリハーサルや打ち合わせもあっただろう、27時間以上もの時間、そして生放送という緊張感の中での長い戦い、本当にお疲れ様でした。

(柚月裕実)


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