ルノーのトラックオペレーション責任者であるレミ・タファンは、ダニエル・リカルドが優勝を飾ったF1ハンガリーGPはシャシーとパワーユニットの一体感を感じたという。
先週末のハンガロリンクでは、レッドブル・ルノーRB10を駆るダニエル・リカルドがレース終盤にルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソとの激闘を制し、カナダGPに続く今シーズン2勝目を挙げた。
また、トロロッソのジャン-エリック・ベルニュはレース中盤に上位争いを繰り広げ、最終的に9位フィニッシュを果たした。
「常に変わり続ける路面コンディションのため、スタートからフィニッシュまで目の離せないレースになった」とタファン。
「ダニエルとチームが優勝に相応しい活躍を示したことは疑う余地がない。(ハンガロリンクのように)ツィスティーなサーキットのほうが得意であることはわかっていたし、今日はシャシーとパワーユニットが一体となってパフォーマンスを発揮し、優勝争いを演じるダニエルに強い自信をもたらした」
「最近の数レースでは従来に比べて好成績が挙げられるようになってきたが、我々はチームとともに長い時間をかけて開発に取り組み、最高のパフォーマンスを発揮できるように努力している。改善の余地はまだ残されている——もちろん、これはポジティブなことだ——が、今後はどんなタイプのサーキットでもコンペティティブになれるよう、さらに努力を続けていくつもりだ」
タファンは、今回の優勝で得られたモチベーションをシーズン後半に役立てていくつもりだ。
「おそらく、我々が立ち直ると戦いはよりハードなものとなるだろうが、自分たちの強みがどこにあるかを我々はよく承知しているし、パフォーマンス改善に役立つ興味深い作業を実施する計画も立てている。今後は、あらゆることを自分たちのアドバンテージに転じられるように努力するとともに、今日のレースとまったく同じように、優勝のチャンスを常に最大限引き出していきたいと考えている」