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ケータハムF1、元従業員の訴えに反論。訴訟の構え

2014年07月30日 15:30  AUTOSPORT web

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2014年ハンガリーGP クリスチャン・アルバース(ケータハム代表)
ケータハムF1チームから解雇された元従業員たちがチームに対し法的措置をとる意向を示したことを受け、ケータハム側は彼らの主張は真実ではないとして告訴することを考えていると発表した。

 ケータハムの新チームオーナーは、チーム再編において40人以上のスタッフを解雇した。元従業員たちは、これは英国雇用法に反する行為であるため法的措置を取ると共にFIAに対して調査を求めるとの考えを表した。


 ケータハムは29日、これに反論する声明を発表した。

「ケータハムF1チームは、個人からなるグループが、新オーナーによる買収後にF1チームから不正な解雇処分を受けたと主張しているとの最近の報道を読み、大きな懸念を感じている」と声明には記されている。

「チームは関係者の代表者および個人に対して法的措置を取ろうとしている。また全関係者が事実を偽ったことによりチームが被った損害に対する賠償を求めるつもりだ」

 チームはまた、元従業員の声明において正式な雇用主が誤って記されており、指摘している給料不払いも「全く事実ではない」と否定している。

「ケータハムF1チームは、7月28日に発表された声明を取り下げるよう正式に要請した。チームは全関係者に対する訴訟を積極的に推進していく」

「しかしながら、2014年F1世界選手権における10位獲得、2015年以降に向けた準備をおろそかにすることなく、これに集中していく」