スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは28日、8月9日~10日に開催されるスーパーGT第5戦富士スピードウェイのエントリーリストを発表した。GT500クラスが15台、GT300クラスが24台と、合計39台が参戦する。
多くの変革が訪れた2014年のスーパーGTも、この富士からはいよいよ後半戦。第4戦SUGO、第6戦鈴鹿と続く真夏の三連戦の第2レース目にあたる。中盤戦を迎えGT500クラス、GT300クラスともランキング上位マシンが多くのウエイトを積んでおり、これまで結果が残せてこなかったチームは上位進出のチャンスとも言える。
GT500クラスでは、前戦同様15台がエントリー。ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTは今回も復帰2戦目となるフレデリック・マコウィッキがステアリングを握る。GT500クラスは先述のとおりランキング上位はウエイトハンデがかなり多くなっており、第2戦では当然まだ一台もいなかったGT500燃料リストリクター搭載車も5台とかなり増えている。
第2戦ではカルソニックIMPUL GT-Rが素晴らしい速さをみせたGT500クラスだが、今回もニッサンGT-Rが速さを発揮するか。また、前戦で上位と互角の戦いをみせたホンダNSXコンセプト-GT勢が、苦しい戦いを強いられた第2戦のリベンジを果たすことができるのか注目が集まるところ。
一方、GT300クラスは第4戦に参加しなかったマッハ車検withトランスフォーマー30thが戻り、再び24台のエントリーとなっている。ドライバー面ではいくつかの変更があり、PUMA KRH PORSCHEは今回のリストでは峰尾恭輔が復帰。また、OKINAWA IMP・RUN UP GT-Rは再び田中篤/吉田広樹という組み合わせになった。グリーンテック SLS AMG GT3は、城内政樹が今季初参戦を果たす。
GT300クラスではランキング首位のグッドスマイル 初音ミク Z4が80kg、2位のGAINER DIXCEL SLSは74kgのハンデとなっており、第2戦の上位2台のウエイトがきつくなっている。とは言え、第4戦SUGOではランキング上位のマシンがいずれもポイントを取りこぼしており、戦力差が拮抗した状態で迎えることになりそうだ。