2014年F1第11戦ハンガリーGPの土曜フリー走行はメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。ケータハムの小林可夢偉は19番手につけた。
2日目を迎えたハンガロリンクはこの日も快晴。午前11時のセッション開始時の気温は27度、路面温度は46度を記録した。予選前最後の走行となった60分のセッションでは、各車終盤にソフトタイヤで予選のシミュレーションを実施、最終的に1分24秒048をマークしたハミルトンがトップとなった。
初日トップのハミルトンは、ミディアムタイヤを履いた序盤こそ1分28秒台で17番手につけていたが、終盤に入りようやくベストタイムを更新すると、最後のソフトランではセクター1とセクター2のベストを奪い、1分23秒台に迫る走りををみせた。
2番手はチームメイトのニコ・ロズベルグ。ハミルトンより先に暫定トップにつけていたロズベルグは、終盤のアタックで一旦レッドブルのセバスチャン・ベッテルにも上回れるが、その後すぐにポジションを取り戻すと、最後の計測ではライバルのチームメイトに0.047秒差まで迫った。
初日と同じ3番手につけたベッテルはハミルトンとコンマ4秒差。レッドブルはチームメイトのダニエル・リカルドも最後にウイリアムズのバルテッリ・ボッタスを上回って4番手につけている。
ボッタスに次ぐ6番手はフェラーリのフェルナンド・アロンソ。彼は序盤の大半をガレージで過ごすこととなったが、後半に入りコースに合流するとすぐに好タイムを記録。7番手につけたチームメイトのキミ・ライコネンも僅差で上回った。
残るトップ10はケビン・マグヌッセンとトロロッソの2台。苦戦が続くもう一台のウイリアムズ、フェリペ・マッサは11番手に終わっている。