ブランパン耐久シリーズ(BES)第4戦スパ24時間は25日、木曜予選の上位20台が進出したスーパーポールが行われ、ローレンス・バンスール/マーカス・ビンケルホック/レネ・ラスト組ベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの1号車アウディR8 LMSウルトラがポールポジションを獲得した。
60台ものGT3カーが出走したスパ24時間。そのうち、木曜の予選で上位につけた20台が出走し、金曜18時50分からポールポジションを決するスーパーポールが行われた。
コース上でクリアラップを取ることが可能になり各車のタイムも上がる中、ポールを獲得したのは今季ル・マン24時間、ニュルブルクリンク24時間と制し、ヨーロッパの主要24時間レース3連勝を狙うアウディだ。
ル・マン、ニュル同様のカラーリングパターンに彩られた1号車は、バンスールがアタックを担当。「コントロールラインを通過したとき、良いラップだなとは思ったんだ。でもポールポジションを獲れたかは分からなかった。だからエンジニアが無線でポールだと伝えてくれた時は驚いたよ!」とバンスール。なお、ビンケルホックとラストはニュル24時間の優勝クルーでもある。
2番手につけたのは、AFコルセが走らせる50号車フェラーリ458で、プロ-アマ・クラスのポールを獲得。3番手はHTPモータースポーツの85号車メルセデスベンツSLS AMG GT3、4番手以下はサンテロック・レーシングの4号車アウディ、WRTの3号車アウディ、Mスポーツの7号車ベントレー・コンチネンタルGT3、HTPの84号車メルセデス、ARTグランプリの99号車マクラーレンMP4-12C GT3、TDSレーシングの12号車BMW Z4 GT3、ビーチディーンAMRの107号車アストンマーチンというトップ10となった。
ニッサンGTアカデミー・チームRJNのニッサンGT-RニスモGT3勢は、アレックス・バンカムがアタックを担当した80号車が13番手。千代勝正がアタックを担当した35号車が19番手となった。とは言え、首位との差は80号車が0.9秒、35号車が1.4秒差。決勝でのさらなる上位進出に期待がかかるところだ。