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ブランパン耐久スパ24時間:BMWが初日首位。柳田・千代組GT-Rはクラス4番手発進

2014年07月25日 13:10  AUTOSPORT web

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スパ24時間に参戦、ひさびさにヨーロッパの舞台で戦う柳田駆るニッサンGT-RニスモGT3
ブランパン耐久シリーズ(BES)第4戦スパ24時間は24日、フリープラクティスとプレクオリファイ、クオリファイ1、ナイトクオリファイが行われ、ルーカス・ルーア/ディルク・ベルナー/マーカス・パルタラ組マルクVDSの77号車BMW Z4 GT3がトップタイムをマークした。

 伝統の24時間耐久レースであり、ブランパン耐久シリーズの中でも最も重要視されているスパ24時間。60台という多くのGT3カーがエントリーしており、ふだんBESやブランパン・スプリントで戦うMスポーツ・ベントレーやWRT、ARTグランプリ、HTP、ニッサンGTアカデミー・チームRJNといった強豪に加え、ニュルブルクリンク24時間に参加するブラックファルコン等、ヨーロッパの有名GT3チームが一堂に集った。

 走行に先立つ水曜には市内でパレードが行われ、多くのファンが伝統のレース開催を祝いながら迎えた木曜の走行初日。4セッションをこなす多忙な1日となったが、クオリファイとナイトクオリファイのうちで全チームがクオリファイに最速タイムをマーク。77号車BMW Z4 GT3がトップで金曜のスーパーポールに進出した。

 2番手に続いたのは、クリストファー・ミース/フランク・スティップラー/ジェームス・ナッシュ組WRTの3号車アウディR8 LMSウルトラ。3番手にはARTグランプリの99号車マクラーレンMP4-12C GT3が続くことに。4番手には、プロ-アマクラス最上位となったAFコルセの50号車フェラーリ458がつけた。

 今回、ル・マン24時間で優勝したマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエというトリオで、ル・マンと同じカラーリングで参戦しているWRTの2号車アウディは、総合11番手につけている。

 一方、マーク・シュルツイスキー/柳田真孝/千代勝正/ミゲール・フェイスカという4人で参戦しているニッサンGTアカデミー・チームRJNの35号車ニッサンGT-RニスモGT3は総合13番手/プロ-アマクラス4番手と好位置につけた。僚友80号車も総合14番手に続いている。なお、35号車GT-Rまでが総合トップの77号車と1秒以内につけており、60台中45台が3秒以内のタイム差と、予選から非常に僅差の争いが展開されている。