ケータハムの小林可夢偉は、今週末のハンガリーGPに向け、いい思い出があるグランプリであり、ポジティブな要素を見つけたいと語った。
前戦ドイツGPで可夢偉は金曜にはマシンから出火するトラブルがあったものの、土曜予選ではクルマの力を目いっぱい引き出し20位。決勝では他のドライバーのペナルティによって19番グリッドからスタートし、「最大限の結果」という16位を獲得した。
2週連続開催となるハンガリーGP。可夢偉は2010年のこのグランプリがとてもいい思い出として記憶に残っていると言う。
2010年、可夢偉はBMWザウバーF1チームで予選18位、セッション終了後のFIAの計量に行かず5グリッド降格処分を受け、23番グリッドからのスタートになったものの、決勝で挽回し9位入賞を果たした。
「8月のサマーブレーク前の最後のレースがハンガリーで開催されます。このグランプリもファンとF1関係者両方から愛される、とても人気のあるレースです」と可夢偉は語った。
「2010年にF1で初めてここを走った時のことが、僕にとってハンガリーGPでの最高の思い出です。グリッドペナルティを受けて最後列の23番グリッドからスタートしなければなりませんでした。でも1周目に6台か7台ぐらい抜いて、ポイント圏内でフィニッシュしたんです!」
「現実的に考えて今年同じことをするのは不可能だと分かっています。でも全力で戦う準備を整えてグランプリに臨みます。できれば何かポジティブな要素を見つけられるといいですね」
「ハンガロリンクは最もチャレンジングなF1サーキットのひとつというわけではないですが、速いタイムを出すためにカギになるのは、いいリズムを見つけ出すことです。特にセクター2が重要です。コーナーからコーナーへと流れるように走る必要があります」
「例年どおり気温が高いと、選択されたソフトとミディアムのタイヤをうまく管理して走ることが通常以上に重要になるでしょう」