20日に予選、そして決勝レースが行われたスーパーGT第4戦スポーツランドSUGO。このレースに、東日本大震災で被災した約250名が招待され、レースの観戦とともに、チームのピット訪問などを楽しんだ。
「ニッポンを元気に!」をスローガンに掲げ、積極的に復興支援活動を行っているスーパーGT。今回サーキットに招待されたのは、今月初めに『SUPER GT特別授業“自分づくり教育”キッズ☆ドリームエクスペリエンス』が行われた仙台市立中野栄小学校、そして東日本大震災の津波で校舎が使えなくなったため同校に通う中野小学校の子どもたちのほか、宮城県や福島県の家族ら。各地のボランティアの協力もあり、バス7台に乗った約250名が日曜日のSUGOを訪れた。
日曜日の午前中に予選、午後に決勝というスケジュールとなった今回のSUGO戦だったが、サーキットに到着した一団は、それぞれ観戦スポットなどに移動。また、一部のグループは各チームのピット訪問へと向かった。
オートバックス提供のオレンジ色のポンチョに身を包んだ一団は、ピットウォークでも抜群の存在感を発揮。ファンの注目も集めながらNDDP RACING、GOODSMILE RACING & TeamUKYO、GAINER、LM corsa、TOMEI SPORTSを訪問し、選手らとの触れ合いを楽しむとともに記念撮影を行った。
加えて、スタート前にはグランドスタンドの招待席に坂東正明GTアソシエイション代表が訪れて挨拶を行ったほか、このレースに参戦した全ドライバーのサインが記されたコース図も今回の招待者にプレゼント。間近でスーパーGTの迫力を目にした子どもたちはレース後、「すごく楽しかった」と笑顔を見せていた。