スーパーGT第4戦スポーツランドSUGOの決勝レースでGT500クラス優勝を果たしたZENT CERUMO RC Fの立川祐路と平手晃平が、決勝の戦いを振り返った。
GT500クラス優勝:ZENT CERUMO RC F
立川祐路
「昨日予選ができなくてタイトなスケジュールになりましたが、朝のウエットはクルマのバランスが合わなくて。降っている状態ではいいんですけど、割と水が減っていた状態ではタイムが上がらず予選は沈んでしまった。ただ、スリックで濡れた状態を走る時はバランスが良かったですね。その結果だと思います。あとは、チームの判断が良かったです。それと序盤、平手がリードを築いてくれたので、僕はただ走っただけというくらい安心して走れました。ただ、途中雨が降ってきた時とかは心配でしたね。GT300をオーバーテイクする時とかはラインを外したりしなければならないので気を遣いました。今季は序盤苦しい時期があったので、今回優勝できて良かったです。一生懸命やってくれた平手やチームに感謝したいですね。今回、優勝回数を更新したのは率直に嬉しいです。もちろん目標はタイトルなので、そのためにもこうして記録を伸ばせたのは良かったです。今日は勝てるとは思っていなかったです」
平手晃平
「予選は立川さんが担当したんですが、バランスが合わなくて苦しい状態でした。レースはああいう荒れた状態でスタートでしたが、最初セーフティカーが入るのか、入らないのかで、どちらかというと判断が遅れてしまったところがあって。そのままいっちゃった感じになりましたが(笑)、結果的にドライの方がコンディションに合っていたので良かったです。その後、同じレクサス勢をオーバーテイクしていきましたが、濡れている状態でクルマのバランスが良くて、まともに走っていれば後ろとの間隔がどんどん開いていっていました。いつ雨が降るか分からないコンディションだったのでできるだけマージンを築いてピットに入れればと思いやっていましたが、結果的に20秒近いマージンが築けたので、代わった後は安心して見ていました。ただ、SUGOには魔物がいて最後までハラハラさせられるレース展開でしたが、立川さんがスピンすることはないと思い見ていました。前半戦ちょっと苦しんでいたので、苦しい中でもこうしてしっかり結果が残せて、後半戦に向けていい形を作ることができたし、自分の生まれてきた子どもに最高のプレゼントができたと思います」