ロータスF1チームのオーナーであるジェラール・ロペスは、2015年もパストール・マルドナドがエンストンのチームに残留すると明らかにした。
2012年のスペインでグランプリウイナーの仲間入りを果たしたマルドナドは、ウイリアムズでの3シーズンを経て、今シーズンからロータスをドライブしている。
彼はベネズエラの国営石油企業「PDVSA」と共に加わり、チームの苦しい財政面を支えているが、昨年コンストラクターズ選手権で4位に躍進したロータスチームは今シーズン未だ8位と低迷、マルドナド自身もポイント獲得を果たせていない。
しかしながらロペスは、期待外れのチーム一年目となったマルドナドがそれでもロータスのポテンシャルを強く信じていると語っている。
「あまり多くの事を語りたくはないが、シーズンも半分にきたので2015年の我々のドライバーラインナップの50パーセントを認める。パストールは来年も我々と共にいる」とロペス。
「我々が今シーズンここまで苦労してきたにもかかわらず、彼はチームとしての我々の真のポテンシャルを認識し、我々もドライバーとしての彼の真のポテンシャルを認めている」
「我々はすばらしい成果を共に達成するつもりだ」
ロペスはチームメイトのロマン・グロージャンが残留することを願っているが、グロージャン自身はロータスでの将来について明言を避けている。
ロペスは以前、スタードライバーの残留に直面したことを認めている。
グロージャンはドイツGPの予選後、2015年もチームに残留するのかと尋ねられると、「分からない」と述べ、次のように続けた。
「僕のプランは、レースに勝てるマシンを与えてくれるチームと勝利を目指すことだ」
「将来はオープンだ」
「もちろん、パフォーマンスを上げるための変化がここには確かに存在するかもしれない。だがレースに勝つにはまだ十分ではないんだ」
ロータスは今月、来シーズンからメルセデスのパワーユニットを搭載するという契約に合意したとみられている。
ロペスは、それに関するコメントは一切していないが、現在最も高いパフォーマンスを誇るパワーユニットへの変更がグロージャン残留の助けになると考えている。