トップへ

雨でダンロップ装着車が快速披露。SGT第4戦・GT300のPPはGAINERの山内が獲得

2014年07月20日 10:40  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

スーパーGT第4戦SUGOでGT300クラスのポールポジションを獲得したGAINER Rn-SPORTS SLS
スーパーGT第4戦は20日、前日霧のため中止となった公式予選が行われ、GT500クラスはPETRONAS TOM'S RC Fがポールポジションを獲得。GT300クラスはGAINER Rn-SPORTS SLSがポールポジションを獲得した。

 前日の公式予選が立ちこめる厚い霧のため中止となり、もともと予定されていた日曜朝のフリー走行の時間を使い行われた公式予選。予選形式は変更され、通常のノックアウト予選からどちらかいずれかのドライバーが出走し、予選基準タイムを記録すれば予選通過に。GT500、GT300とも各チームのエースドライバーをコクピットに据え午前9時5分からの予選に臨んだ。

 スポーツランドSUGOは朝から雨模様で時折強く降ることもあったが、心配された霧はなく、9時5分から30分までのGT300クラスの予選ではかなり雨も少なくなり、各車走行時間の少なさを補うかのように序盤から積極的に走行を重ねていった。

 とは言えコース上の水量はかなり多めで、このコンディションにフィットしたタイヤメーカーのマシンが上位に来ると思われたが、予想どおり水量が多い中で、序盤からGT300クラスの上位につけてきたのはダンロップを装着するGAINERのメルセデスベンツSLS AMG GT3。山内英輝のGAINER Rn-SPORTS SLS、平中克幸のGAINER DIXCEL SLSが上位につけ、ミシュラン装着の佐々木孝太駆るSUBARU BRZ R&D SPORTがトップを競り合ってくる。

 23台のGT300クラス車両が走行を重ねるにつれ、レコードライン上の水も少なくなりはじめ終盤に向けタイムが向上し始める。この状況の好転にともないタイムを上げてきたのがブリヂストン、ヨコハマ装着のマシンたち。続々とタイムが塗り替えられていくが、ダンロップ、ミシュラン装着の3台の優位は揺るがない。

 3台によるポールポジション争いとなったが、終盤1分27秒329というタイムをマークしたのは山内! タイム更新後の1コーナーで危うくコースアウトしかけるほどの渾身のアタックをみせ、殊勲のGT300初ポールポジションを獲得。佐々木もタイムを塗り替えようとするがわずかに及ばず2番手。平中が3番手となり、GAINERがポール、3番手という結果となった。

 4番手にはブリヂストン装着の中山友貴駆るMUGEN CR-Z GTがつけ、5番手には今回が今季スーパーGTデビューとなるヨルグ・ベルグマイスター駆るPUMA KRH PORSCHEがつけた。PUMA PORSCHEはヨコハマ勢の最速だ。81周の決勝レースは14時にスタートが切られる。