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レッドブルもFRICシステム断念を明らかに

2014年07月17日 11:10  AUTOSPORT web

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2014年イギリスGP ダニエル・リカルド(レッドブル)
マクラーレンに続いてレッドブル・レーシングも、ドイツGPでFRICサスペンションシステムを外して走ることを明言した。

 車高の安定性を向上させるため前後のサスペンションを油圧で連結したFRICサスペンションシステムの禁止を2015年まで延期するというFIAの提案に関し、結局全チームの同意はなされなかったことが分かった。これにより、ドイツGPからFRICを使用したチームは他チームから抗議が提出され失格の裁定を受ける可能性がある。

 FIAは、FRICを使用しているチームに関して積極的にスチュワードに報告するつもりはなく、他チームから正式な抗議があった場合のみ、審議を行うことになると述べている。

 マクラーレンはすでに今週月曜の時点で、ドイツGPではFRICを使用しない旨、表明していた。これに続きレッドブルはFRICを外すことを他チームに対して通知したことが分かった。

 フォース・インディアとケータハムも同システムなしに走るものとみられるが、多数のチームの意向がまだ明らかにされていない。

 メルセデス、ウイリアムズ、ロータス、マルシャは今年いっぱいFRICを使用したいという強い希望を持っているといわれている。

 ドイツGPの木曜にFIAスチュワードに自身のシステムが合法かどうかを確認してから決断するという選択肢もあるが、他チームからの抗議が絶対になされないという保証がない限り、リスクを冒してレースウイークエンドに使用するチームはないと思われる。