16日、アレクサンダー・ロッシがケータハムF1チームおよびGP2チームのEQ8ケータハム・レーシングから離脱したことを発表した。
2011年にケータハムと契約したアメリカ人ドライバーのロッシは、以来、英リーフィールドに拠点を置くチームのもとでフォーミュラ・ルノー3.5およびGP2シリーズを戦ってきた。
彼は、2012年にケータハムF1チームのテストドライバーを務めると、2013年からはチームのリザーブドライバーに就任し、金曜フリー走行にも何度か出走。今シーズンも第7戦カナダGPのFP1を担当したほか、シーズン終盤のアメリカGPでも昨年に続きFP1を走ることになっていた。
しかしチームは今月初めにトニー・フェルナンデスからスイスと中東の投資家グループに売却され、チームのマネジメント体制は大きく変わった。
22歳のロッシは今週末にホッケンハイムリンクで行われるGP2のドイツラウンドに参戦しないと語っている。
「僕らは、ここ数ヶ月に渡って新旧のマネジメントと話し合いを行ってきた」とロッシ。
「ケータハムを去るという決定は僕のキャリアにとって正しい判断だ」
「テストとフリー走行の両方でF1マシンでの能力を証明してきた。次なるステップの準備はできている」
ロッシは、今後もF1シート獲得に集中し続けると述べ、さらにアメリカチームとの連携にも期待を寄せた。
「僕の目標はF1のままであり、このスポーツの価値を高めること」
「僕らにはアメリカでF1を育む素晴らしい機会があり、そのタイミングも完璧だと信じている」
「アメリカのエントリーとして2016年のF1参戦を計画しているハース・フォーミュラの存在も非常に嬉しく思っている」
ケータハムは先日、新たなデベロップメント・ドライバー・プログラムのひとりとしてフランス人のナザニエル・バートンの起用を発表している。